往診・訪問歯科
通院困難な方が、健康なお口や美味しい食事をあきらめないように。
往診・訪問歯科とは、寝たきりの方や高齢により通院の困難な方、また障害をお持ちなど通院が難しい方を対象に、歯科医師と歯科衛生士、もしくは歯科助手がご自宅や施設にお伺いして、診療、治療を行う歯科診療のことです。
治療器具一式を整備し住宅・施設にお伺いしますので、虫歯や歯周病の治療から、入れ歯の作製・調整、抜歯まで、当院へご来院いただくのとほとんど同じ内容の診療が可能です。
それ以外の地域の方もお気軽にご相談ください。
往診・訪問治療の流れ
当院までお電話にてお申し込みください。
(TEL:0569-62-0505)
ご自宅へ訪問する日時を調整し、決定いたします。
ご自宅以外でもご要望がございましたら、ご入院先や施設などにもお伺いすることが可能ですので、お気軽にご相談ください。
お口に関するお悩みやご希望内容をカウンセリングした後、お口の状態とお身体の状態などを考慮し、治療を開始します。
治療が終了してからは誤嚥性肺炎の予防のため定期的口腔ケアを行っていきます。
※原則同じ歯科医師がご訪問いたします。
Q&A
Q.治療には保険が適用されるの?
A.外来にお越しいただいた場合と同様で、保険診療の治療には保険が適用されます。
Q.交通費など、診療以外の費用は必要?
A.不要です。訪問資料にかかる交通費(出張費)はすべて当院の負担となり、治療費以外の謝礼等も一切必要ありません。
Q.こちらで準備するものは?
A.「保険証」「介護認定証・身体障害者受給者証(対象者のみ)」ケアマネージャーさんのお名前・ご連絡先をご用意ください。
Q.主治医の承諾は必要なの?
A.重度の疾患をお持ちの方、お身体の状態が優れない方には、その方の全身の状況を見て、医科の主治医の先生ともの相談した上で、歯科医療の範囲を検討しております。
訪問歯科受診にかかる費用のめやす
訪問歯科診療において通院の場合と異なるもっとも大きな特徴は、訪問診療料の加算があることです。また、訪問歯科診療では一部が介護保険で算定されます。
ご自宅、グループホームや老人ホームなどの「居宅」と扱われる施設(病院・特養・老健を除く施設)における訪問歯科診療において、療養上必要な管理指導などにかかわる部分の費用が介護保険(居宅療養管理指導)での算定となり、その内容に応じて302円~855円の額が定められています。ただし、月の上限額が2,414円に設定されており、月に何度診療が行われたとしてもこの額を超えることはありません。
(上記介護保険の料金は1割負担の場合の金額ですので2割負担の場合は上記の2倍の料金となります)
◎義歯の作成については、1割負担の方であれば通常完成まで5回程度の訪問で1~2万円の間に納まることが多いようです。(完成後の調整の費用は除いての目安であり、完成後に必要となる義歯の調整の回数は症例によって様々です)
以上はあくまで一般的な目安であり、費用は治療内容によって大きく変わることもあります。
健康な身体はお口の健康から
お口の健康は心と体の健康と深くつながっています。お口のケアで感染症が予防でき、誤嚥性肺炎、インフルエンザなどの併発を防ぎます。口腔ケアは、生命を守る大切なカギなのです。
・噛む動作は脳に刺激を与えます。正常な発音機能の維持にも効果的です。
・食べる前の準備体操(リハビリテーション)は、摂食・嚥下障害を改善します。
・歯の治療は神経系・消化器系に影響し、おいしい食事は自然な新陳代謝を促します。
・噛み合わせが悪いと姿勢が悪くなり、身体のバランスが崩れます。つまり、正しい噛み合わせは“姿勢の矯正”になるのです。
全身にも不調があらわれている方は、原因に口腔内の問題が考えられます。患者様のお悩み・ご希望に合わせて診療を行いますので、お口のことに関することなら、どんな些細なことでもご相談ください。