お子さまの歯並び、いつから気にする?小児矯正の期間と流れーハピネス歯科の考え方ー

2025/07/25

お子さまの歯並び、いつから気にする?

小児矯正の期間と流れーハピネス歯科の考え方ー

 

お子様の成長を見守る中で、「この子の歯並びは大丈夫かな?」と気になったり、

周りのご家族と比べて不安になったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歯並びは、見た目だけでなく、お子様の全身の健康や将来の歯の寿命にも大きく関わる大切な要素です。

今回は、小児矯正を検討されている親御様向けに、お子様の歯並びが悪くなる原因から、

小児矯正の最適な時期、ハピネス歯科での治療期間や具体的なステップについて詳しくご紹介します。

 

歯並びが悪くなるのはどうして?単なる「遺伝」だけではありません

 

「歯並びが悪くなってしまったのは何故か聞いたことはありますか?」

「顎が小さいから?遺伝?柔らかいものしか食べないからかな?」

このように、お子様の歯並びが悪くなる原因について、様々な疑問をお持ちかもしれません。

虫歯や歯周病になる原因があるように、歯並びが悪くなってしまう原因も存在します。

歯並びが悪くなる原因は、大きく分けて「環境因子」と「遺伝因子」があります。

よく遺伝が原因だと言われますが、実は遺伝の問題は全体の約2割程度。

残りの約8割は「環境因子」が関わっていると考えられています。

では、その環境因子とは具体的に何でしょうか?

特に重要なのは「呼吸」「舌」「口唇」「嚥下(飲み込み)」といった、お口周りの機能的な問題です。

これらの機能が正しく行われていないと、歯並びがずれてきてしまうことが近年の研究で分かってきました。

現代の子どもたちに増えている「口呼吸」が歯並びに与える深刻な影響

 

お口周りの機能の中でも、特に「呼吸」は歯並びや全身の健康に大きく関わります。

皆さんは普段、どこで呼吸をしていますか?

正しい呼吸は「鼻呼吸」です。鼻で吸って鼻で吐くのが正しい鼻呼吸です。

しかし、現代の子どもたちの多くは、残念ながら口呼吸になっていると言われています。

文献によると、今の子どもは10人中4人程度が慢性的に口呼吸(お口ポカンの状態)で、

さらに4人程度がその予備軍であるとされています。

つまり、10人中約8人が口呼吸、またはその予備軍なのです。

なぜこれほど多くの子どもが口呼吸をしてしまうのでしょうか?

その原因は一つではなく、様々な要因が言われています。

例えば、「哺乳」の仕方、「離乳食」の進め方、「食べ物」、普段の「姿勢」、「舌」の使い方の癖、

「運動」習慣、「鼻疾患」(アレルギーなど)、「スマホ」の使用、「嚥下(飲み込み)」の仕方などが挙げられます。

さらに、マスク着用期間のような社会的な要因も口呼吸を誘発する因子となりうるのです。

特に「姿勢」は重要です。

例えば、壁掛けテレビや車の中で上についている画面を見る際、お子様は首を上に向けた姿勢になります。

試しにやってみると分かりますが、首を上に上げると自然と口が開きやすくなります。

逆に、下を向くと口は閉じやすくなります。

このように、子どもたちの日常生活における姿勢も口呼吸に影響を与えているのです。

現代社会は、口呼吸ではない子どもを育てるのが大変な時代になっています。

 

口呼吸を放っておくと、歯並びだけでなく全身に様々な問題が生じる可能性があります

 

口呼吸は何がいけないのでしょうか?

口呼吸が引き起こす様々な問題が挙げられています。

 

1 歯並びへの影響

口呼吸が続くと、舌が正しい位置(上あごの前歯のすぐ後ろ)につかずに下に落ちてしまい、お口が開いた状態になります。

舌の筋肉がないと上あごにつけることが難しくなります。

舌が正しい位置にないと、上あごが十分に発達せず、歯が並ぶスペースが不足しやすくなります。

これにより、叢生(歯のガタガタ)、開咬(オープンバイト – 前歯がかみ合わない)、上顎前突(出っ歯)といった不正咬合を引き起こしやすくなります。

2 正常な顔貌の発育阻害要因

口呼吸の習慣化は、顔つきにも影響を及ぼしてしまいます。

口呼吸により口が少し開いたままになり、口周りの筋肉が弱まることで下あごが引っ込み、前歯が出っ歯に見えたり、

鼻の下が伸びて面長になったりする可能性があります。

あごの発達が悪く小さすぎると、歯並びも悪くなります。このような顔貌を「アデノイド顔貌」と呼びます。

アデノイド顔貌は、上下顎が後退し、下顎が後方回転することで顔が長くなる特徴があると論文で発表されています。

これは、正しい発達で顎が前に発育するのとは逆の動きです。

3 睡眠障害:

口呼吸は睡眠障害の原因にもなり得ます。上下顎がうしろへ下がると気道が塞がれてしまうことがあります。

睡眠障害の原因としては、鼻詰まり、扁桃腺の腫れによる気道狭窄、そして顎の発達が悪く気道が狭くなることが挙げられます。

口呼吸が続くと、上下顎が後ろに下がり、下顎が後方回転することで、必然的に気道が狭くなる可能性があります。

気道が狭いと、いびきや睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります。

睡眠障害は、日中の多動、眠気、癇癪、朝食欲不振、集中力低下、成長ホルモン分泌の低下、低身長や肥満など、様々な症状を引き起こす可能性があります。

特にADHDの子どもの7割が睡眠障害を持っていると言われています。

成長ホルモンは骨の大きさを決めるため、顎骨の発育とも関係が深いです。

顎が下がって睡眠が取りにくいと、成長ホルモンの分泌が悪くなり、さらに顎が前に出にくくなるという悪循環(スパイラル)に陥る可能性があります。

4 虫歯や歯周病のリスク向上:

口呼吸でお口が乾燥すると、唾液による自浄作用が低下し、虫歯や歯周病になりやすくなります。

歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすいため、虫歯や歯周病のリスクも高まります。

歯並びは見た目だけでなく、歯が将来どれだけ残るか(歯の残存率)にも大きく関係しています。

80歳で20本以上の歯を残す「8020運動」の達成率と不正歯列の間には関連があるというデータも出ています。

5 その他

口呼吸は、風邪やアレルギーの増加、猫背、口臭の原因、運動能力低下なども引き起こす可能性があると言われています。

舌の発達が不十分だと、呼吸、飲み込み、発音にも問題が生じることがあります。

これらが健康的なお顔と、そして健康的な体と言えるでしょうか?

口呼吸は、お子様の成長と健康にとって、決して軽視できない問題なのです。

 

小児矯正の最適な時期はいつ?「顎の成長ピーク」を逃さないことが重要です

 

お子様の歯並びや、お口周りの機能的な問題に気づいたら、いつ頃相談するのが良いのでしょうか?

大人になってからでも歯並びを良くすることは十分可能ですが、小児矯正には「成長」を利用できるという大きなメリットがあります。

 

顎の成長の発育のピークは、一般的に5歳、6歳、7歳と言われています。男女差はあまりありません。

乳歯や永久歯に関わらず、顎の発達のピークはこの時期に迎えます。

 

スキャモン氏の成長曲線によると、顎の成長は特に5歳から9歳にかけて著しく、7歳頃には成人のサイズに対して約75%、

10歳頃には90%以上の発育が終わってしまいます。

この「成長のピーク」を逃さずに矯正を行うことで、お子様自身の持っている成長する力を利用して、

顎を大きくして歯がきちんと並ぶスペースを自然に作ってあげることが可能になります

ハピネス歯科では、このピーク時期を最大限に活用するため、最短で5歳から小児矯正をスタートすることが可能です。

もしこの大切な時期を逃してしまうと、顎の成長が止まってしまい、

機械的に顎を大きくしたり、歯を抜いてスペースを作ったりする可能性が高くなってしまいます

大人になってから矯正する場合、骨が硬くなっているため、歯を動かすのが難しくなり、治療期間が長くなることも予想されます。

さらに、大人になってからの抜歯矯正は、気道が狭くなるリスクを高める可能性も示唆されています。

発育は待ってはくれません

お子様の成長段階に合わせて適切な時期に治療を開始することが、より良い結果に繋がるのです。

9歳頃になると、だんだん小児矯正の適用時期から外れて、大人の矯正に移行していくことになります。

 

ハピネス歯科の小児矯正「Better Face」を目指す4つのメリット

 

ハピネス歯科では、お子様の大切な「成長」を利用し、将来のお口の健康と全身の健康を見据えた小児矯正を行っています。

私たちの小児矯正には、主に4つのメリットがあります。

1 No Extraction(ノン・エキスト) – 抜かない

小児矯正の大きなメリットの一つは、基本的に歯を抜かずに矯正できる可能性が高いことです。

大人になってから歯がガタガタで並ぶスペースがない場合、抜歯が必要になることがありますが、成長期に顎を広げることで、

歯を抜かずに歯がきれいに並ぶように誘導できる可能性が高まります。

抜歯は、特にアジア人の場合、気道の狭窄や舌骨の下方移動に影響し、呼吸への影響(睡眠障害のリスク向上)がある可能性が論文で言われています。

私たちは抜歯による呼吸への影響はまだ十分に検討されてはいないとしつつも、

大人の方に抜歯矯正を行う場合は、睡眠障害になる可能性があることを事前にお伝えし同意を得ています。

お子様の成長を利用して歯を抜かずに済むことは、これらのリスクを回避するためにも非常に重要だと考えています。

 

2 No Brace(ノン・ブラケット) – 矯正器具をつけない ※一時的に歯の傾きを整える為に使用する場合がある

通常のワイヤーを使った矯正器具(ブラケット)は、見た目や装着感が気になるお子様もいます。

ハピネス歯科の小児矯正では、主に「マイオブレース」というマウスピース型の装置や、「拡大装置」を使用します。

★マウスピース(マイオブレースなど): 日中1時間と寝る時に使用します。保育園や学校にはしていく必要がありません。

取り外しができるため衛生的ですが、毎日決められた時間装着することが重要になります。

★拡大装置(BB1, BWSなど): 必要に応じて、上あごの範囲を広げるための拡大装置を約6ヶ月間(3ヶ月×2回程度)使用します。

装着を心配される方もいらっしゃいますが、ほとんどのお子さんが問題なく使用できており、技工士が一つ一つ手作りしているためご安心いただけます。

3 No Retainer(ノン・リテーナー) – 後戻り防止のマウスピース不要

矯正治療後は、動かした歯が元に戻ろうとする「後戻り」を防ぐために、通常リテーナーという装置を一定期間装着する必要があります。

しかし、ハピネス歯科の小児矯正では、お口周りの機能(舌や呼吸、嚥下など)をトレーニングすることで、

歯並びを悪くする原因そのものを改善していくため、矯正終了後のリテーナーが不要となることを目指します。

 

4 Better Face(ベターフェイス) – 素敵な顔つき

口呼吸の項目でも述べたように、顎の正しい発育は顔つきにも大きく影響します。

小児矯正で顎の正しい発育を促すことは、将来の素敵な顔つきにつながります。

これらのメリットに加え、ハピネス歯科では「予防」にこだわった治療計画を立てています。

不正歯列は歯に負担をかけやすく、汚れも付きやすいため、歯周病の進行につながります。

矯正治療をしながら、歯並びの確認だけでなく歯肉や汚れの状態も確認し、徹底した予防ケアを行うことで、

良い状態を保ちながら清潔に矯正治療が進められます。

また、一般歯科だからこそ、矯正終了後も定期検診を通して歯並びや後戻りがないか確認するなど、安心のサポートが可能です。

睡眠時無呼吸症候群との関連も考慮し、必要に応じて睡眠検査をご紹介することもあります。

 

ハピネス歯科の小児矯正の治療期間とステップ

ハピネス歯科の小児矯正の治療期間は、だいたい2年半から3年ぐらいが目安となります。

この期間は主に「一期矯正」と呼ばれる成長期に行う矯正治療を指します。

矯正治療を始めるステップは以下のようになります。

①矯正相談:歯科医師がお子様の口腔内やレントゲン写真を拝見し、お子様の歯並びについてのご説明をさせていただきます。

矯正資料取り: まずはお子様のお口の写真撮影、お口の中のスキャン(精密な3D画像)、CT装置での撮影などを行います。

これによって、歯並びや顎の骨の状態、気道の広さなどを詳しく調べます。

③歯科医師からの治療説明: 資料分析に基づき、歯科医師が現在のお口の状態、今後の治療計画、治療期間、使用する装置などについて詳しく説明します。

疑問や不安があれば、お気軽にご質問いただけます。

④ご契約: 治療計画にご納得いただけましたら、ご契約となります。

矯正スタート!: 資料取りから最短約1ヶ月で治療を開始することが可能です。

使用する装置は、主にマウスピース型装置(マイオブレースなど)や拡大装置です。ワイヤー矯正を行う場合は、1ヶ月ごとに来院が必要です。

実際の治療中のステップは、主に以下の3つの要素を並行して進めていきます。

  • マウスピース(マイオブレースなど)の装着: 日中1時間と寝る時に毎日装着します。取り外しが可能なので、歯磨きやお食事の時以外はしっかり着用します。
  • 口腔機能トレーニング: 呼吸・口唇・唇・嚥下等、お口周りの機能の問題を改善する為のアクティビティをお家で毎日練習してもらいます。

   トレーニングのやり方は、小児矯正のトレーナーから実際に教わりお家で練習出来る様にします。

  • 拡大装置の使用: 必要に応じて、上顎の拡大装置を使用します。

   期間は、動きや口腔内の状態により変わってきますが、3、4か月を2、3回に分けて使用するケースが多いです。

これらの治療を続けながら、2週間毎や1ヶ月毎に来院していただき、装置の調整や口腔内のチェックを行います。

ハピネス歯科では、この一期矯正だけで治療が完了することを目指しており、約9割のお子さんが一期矯正のみで終えられています

昔は一期矯正の後、仕上げとして二期矯正(大人の矯正)が必要となるケースがほぼ100%でしたが、

私たちは一期矯正で原因そのものを改善し、適切な成長を促すことで、二期矯正の必要性を大幅に減らすことができています。

ただし、どうしても一期矯正だけでは難しい場合もあり、その際は二期矯正が必要となる可能性もあります(約1割)。

二期矯正は通常大人の矯正と同じように行われ、期間も追加で必要になります。

 

治療終了後の保定: 矯正治療で歯を動かした後、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐために、保定装置(リテーナー)を使用することが一般的です。

ハピネス歯科では、リテーナーの使用が必要な場合、夜寝ている時の装着をお願いしています。また、矯正終了後も定期検診に通っていただき、歯並びの状態や後戻りがないか確認するなど、長期的なサポートを行っています。

 

費用について

小児矯正にかかる費用は、資料取り、調整料金、矯正費用などがあります。

詳しい金額については、直接当院までお問合せください。お電話にてご案内をさせていただきます。

お支払い方法については、現金一括、カード一括/分割、デンタルローン、これらを組み合わせた方法などが可能です。

当院提携のデンタルローンは、患者様に代わって歯科医院に治療費を立て替え払いする契約で、ご希望に合わせた分割プランが選べます。

クレジットカード分割払いの平均金利に対して、デンタルローンの方が低金利です。

また、デンタルローン利用金額すべてが医療費控除の対象となります(上限あり)。

医療費控除については、お住まいの市区町村の税務窓口にご確認ください。領収書は再発行できないため、大切に保管してください。

 

まとめ:成長期の今が、お子様の将来の笑顔と健康へのチャンスです

お子様の歯並びは、見た目だけでなく、お口の健康、全身の健康、そして将来の歯の寿命に深く関わっています。

特に、顎の成長が進む5歳から7歳頃のピーク期は、お子様の持っている成長する力を借りて、より自然で抜歯の可能性を減らした矯正ができる、またとないチャンスです。

この時期を逃さずに適切なアプローチをすることが、お子様の将来にとって非常に重要になります。

ハピネス歯科では、お子様の成長段階と一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画をご提案し、

成長を利用した抜歯しない矯正、お口周りの機能改善のためのトレーニング、そして矯正終了後の長期的なサポートまで、

お子様の健康な未来を一緒に作っていくお手伝いをしたいと考えています。

お子様の歯並びや、お口ポカンなどの癖が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

早い段階で拝見することで、適切なタイミングでの治療開始や、ご家庭での取り組みについて具体的なアドバイスをさせていただくことができます。

 

是非ハピネス歯科おとなこども歯科へ お気軽にご相談ください!☎0564-62-0505

 

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