矯正治療を成功させるために!知っておきたい食事とセルフケアの重要性

2025/09/05

矯正治療を成功させるために!知っておきたい食事とセルフケアの重要性

 

歯並びを整えることは、見た目の美しさだけでなく、

お口全体の健康を長く保つための非常に重要なステップです。

正しい噛み合わせは、将来むし歯や歯周病のリスクを減らし、歯の寿命を延ばすことにつながります。

矯正治療を計画通りに進め、最大限の効果を得るためには、

ご自宅での毎日のセルフケア(お手入れ)と、日々の食生活への意識が欠かせません。

 

今回は、矯正治療を成功に導き、治療後も健康的なお口を維持するために知っておいていただきたい、

食事とお手入れのポイントについて詳しくお話しします。

 

矯正治療中に特に大切なお手入れ

 

矯正装置がお口に入ると、これまでよりも歯ブラシが届きにくくなる場所が増え、

汚れ(歯垢)が溜まりやすくなります。

歯垢が溜まると、むし歯菌の出す酸によって歯が溶けたり、歯ぐきに炎症が起き、

歯周病が進行したりするリスクが高まります。

矯正治療中にこれらの問題が起きると、治療期間が延びたり、

治療結果に影響が出たりする可能性もあります。そのため、普段以上に丁寧なセルフケアが不可欠です。

■毎日の歯磨きで歯垢を徹底的に除去する

むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌は、歯の表面の歯垢に棲みつき、

糖分を栄養として酸を作り、歯を溶かします。

歯並びが悪いと歯に負担がかかりやすかったり、汚れがつきやすかったりするため、

歯周病も進行しやすくなると言われています。

矯正装置があると、特に装置の周りや、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間などに歯垢が残りやすくなります。

これらの磨き残しやすい場所を意識して、丁寧に歯磨きを行いましょう。

力を入れすぎると、お口の中、特に前歯周辺は敏感なため、痛みの原因になり歯磨きが嫌になることもあります。

優しい力で、まずは比較的過敏ではない奥歯から磨き始めるのがおすすめです。

仕上げ磨きの前にお口周りのマッサージを行うことも有効です。

■デンタルフロスを必ず使用しましょう

歯ブラシだけでは、歯の表面の歯垢の約60%しか除去できないと言われています。

しかし、歯ブラシに加えてデンタルフロスを併用することで、歯と歯の間の歯垢を効率的に取り除き、

全体の除去率を90%近くまで高めることができます。

特に歯と歯の間はむし歯になりやすい場所の一つです。

デンタルフロスには様々なタイプがありますので、使いやすいものを選んで、毎日の習慣にしましょう。

お子さん向けには、ホルダータイプや、楽しく使える果物フレーバー付きのフロスなどもあります。

■フッ素を活用して歯質を強化する

フッ素には、歯の表面のエナメル質を強化し、再石灰化を促進することでむし歯を予防する効果があります。

歯科医院で定期的に高濃度のフッ素を塗布してもらうことや、ご自宅でフッ素入りの歯磨き粉を使ったり、

フッ素洗口を取り入れたりすることで、むし歯のリスクを減らすことができます。

フッ素入りの歯磨き粉を選ぶ際は、年齢に合ったフッ素濃度であることを確認しましょう。

フッ素を使用しても絶対にむし歯にならないわけではありませんが、

日々の丁寧なケアと組み合わせることで、むし歯予防に大きく役立ちます。

 

■歯科医院での定期的なチェックとメンテナンスの重要性

矯正治療を計画通りに進めるためには、歯科医院での定期的なチェックが非常に重要です。

来院時には、歯並びや装置の状態だけでなく、歯ぐきの健康状態や歯垢の付着状況などを専門的にチェックし、

必要に応じてクリーニングや装置の調整などを行います。

ハピネス歯科では、矯正治療中も徹底した予防に力を入れており、

お口の中を清潔で健康な状態に保ちながら治療を進めています。

治療中に問題が起きるのを未然に防ぐためにも、予約日には忘れずに来院しましょう。

また、矯正治療で歯を動かした後は、その位置を安定させるための保定期間が必要です。

指示された通りに保定装置(リテーナー)を適切に装着し、治療後も定期的な検診を続けることが、

整った歯並びを長期的に維持するために非常に重要です。

ハピネス歯科は一般歯科でもあるため、矯正治療中から終了後まで、お口全体の健康を継続的にサポートすることが可能です。

健康的なお口と体のための食生活

 

歯並びが悪くなる原因は一つではなく、遺伝的な要因(約2割)に加え、

環境因子(約8割)が大きく影響すると近年の研究で分かっています。

環境因子には、呼吸の仕方、舌の使い方、唇の閉じ方、飲み込みの仕方など、お口の機能的な問題が含まれます。

これらの機能は、食習慣や食べる時の姿勢、食具の使い方などと深く関わっています。

また、食生活はむし歯や歯周病のリスクにも直接影響します。

矯正治療の効果を最大限に引き出し、長期的なお口の健康を目指す上で、食生活の見直しは非常に重要です。

 

■「ながら食べ」や「ダラダラ食べ」は控えましょう

テレビを見ながら食事をするなどの「ながら食べ」は、食べることに集中できず、

無意識のうちにしっかり噛まない癖や、いつまでも食べ物を口に入れたままの「ダラダラ食べ」につながりやすいです。

特に「ダラダラ食べ」は、お口の中が長時間酸性の状態になるため、

むし歯が進行しやすい非常に危険な習慣です。

おやつをあげる際は、時間を決め、量も適切にすることで、お口が酸性にさらされる時間を短くしましょう。

食事も、集中できる環境で、座って正しい姿勢で食べるように心がけましょう。

 

■糖分との上手な付き合い方を意識する

むし歯になる条件の一つに、糖分を含む飲食物の摂取頻度が高いことが挙げられます。

甘いお菓子やジュースの頻繁な摂取は、むし歯のリスクを大幅に高めます。

おやつは、甘いお菓子よりも、果物や野菜、ゆで卵やちくわなど、タンパク質が豊富なものがおすすめです。

どうしても甘いものが食べたい場合は、低糖質のものを選んだり、

先にタンパク質を少し摂ってから甘いものを食べるようにすると、

血糖値の急激な上昇を抑え、むし歯のリスクも低減できる可能性があります。

糖分の摂りすぎは、イライラや集中力の低下、疲れやすさなど、全身の不調にも繋がる可能性が指摘されています。

食事の際も、野菜など食物繊維から先に食べ、次にタンパク質、

最後に炭水化物という順番を意識すると、血糖値のコントロールに役立つと言われています。

 

■適切な咀嚼と嚥下(飲み込み)を意識する

食べ物をしっかり噛むことは、顎の骨の発達を促す上で非常に重要です。

また、正しい飲み込み方(嚥下)では、舌の先が上あごの特定の位置(スポット)にあることが理想的です。

食事中に頻繁に飲み物で食べ物を流し込む癖は、噛む回数を減らしてしまうだけでなく、

舌の正しい使い方の習得を妨げ、結果として顎の適切な発育にも影響を与える可能性があります。

飲み物は食事中にダラダラと飲むのではなく、食事の後にまとめて摂るように心がけましょう。

 

■栄養バランス、特にタンパク質と鉄分を意識する

健康的な体を作る上で、タンパク質は非常に重要な栄養素です。

筋肉や臓器、皮膚、髪、爪など、体の多くの部分の主成分であり、

ホルモンや酵素、免疫物質の生成、栄養素の運搬など、多岐にわたる働きをしています。

また、鉄分は全身に酸素を運ぶ役割を担い、不足すると貧血だけでなく、皮膚トラブルや集中力の低下、

イライラなど様々な不調につながる可能性があります。

肉、魚、卵、大豆製品などをバランスよく食事に取り入れ、特にタンパク質と鉄分を意識することは、

健康的な体だけでなく、お口周りの筋肉の発達や機能、さらには顎の適切な発育にも良い影響を与えます。

これは、矯正治療の土台作りや、治療後の安定にも繋がる重要な要素です。

おやつを捕食(栄養補給)と捉え、タンパク質や鉄分が豊富なものを選ぶのも効果的です。

 

■矯正治療の成功と長期的な健康のために

矯正治療の最終的な目標は、整った美しい歯並びと、むし歯や歯周病のリスクを最小限に抑え、

80歳になっても20本以上の歯を残す(8020運動)という目標を達成することです。

治療期間中に適切なお手入れを怠ると、せっかく歯並びが整っても、

むし歯や歯周病になって歯を失うリスクが高まってしまいます。

また、健康的な食生活は、お口の機能(舌や唇、咀嚼、嚥下)の発達・維持に役立ち、

特に成長期のお子さんの場合は、顎の適切な発育を促し、歯並びの安定にも大きく貢献します。

このように、矯正治療中の丁寧なセルフケアと、お口の健康を意識した食生活は、

単に治療期間中のトラブルを防ぐだけでなく、治療効果を最大限に引き出し、

健康で美しい歯並びを長く維持するために不可欠な要素です。

これらは、皆様の将来のお口の健康を守るための大切な土台となります。

ハピネス歯科では、矯正治療だけでなく、むし歯や歯周病の予防、

そしてお口の機能や全身の健康につながる食育や生活習慣のアドバイスにも力を入れています。

矯正治療中の食事やお手入れについてご不明な点やご不安なことがあれば、どうぞいつでもお気軽にご相談ください。

皆様が健康的なお口で素敵な笑顔を保てるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。

 

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